知る人ぞ知る

ニュートン、アインシュタインと並ぶ功績を残したというのに、知名度のふるわないマクスウェル。私自身も、ソネット技研で働くまで全く知りませんでした<(_ _)>

地元でさえも有名でないらしく、エジンバラを訪れたついでに生家に行ってみたくなりホテルで尋ねたら「誰それ？」状態だったという寂しい話があったりします。米ソネット社の社長はエジンバラへ行くとあちこちで「マクスウェルって知ってる？」と訊いてみるのだそうですが、ヒット率はかなり低いらしいです。意外にも「Yes!」と答えた若いウェイトレスがエジンバラ大学の電子工学部の学生だった時は嬉しい驚きだったそうです。

さて、ビートルズのアルバム『アビイ・ロード』に収録されている Maxwell's Silver Hammer という曲。登場人物の Maxwell Edison は、J. C. マクスウェルと発明王エジソンの名前を合成したものだということ。作詞したポール・マッカートニーはマクスウェルを知っていたんですね！
エジソンの名は押韻の為に選ばれたのだと思いますが、肝心なマクスウェルの名が使われたいきさつは調べてもわかりませんでした。

軽快なメロディーと裏腹なスプラッタな歌詞(対訳はこちら)が印象的で、マザーグースの童謡(こんなのとか！)で育った英国人なんだなあと思わせられる1曲。連続殺人鬼に名前を使われた2人は気の毒です。YouTubeで歌詞そのまんまの動画を見つけました。(ちょっとグロあり)

曲中繰り返される名前が物理学者に由来するなんて、気に留める人はほとんどいないでしょう・・・。
このブログを読んでくださる方は是非こちらの替え歌で歌って下さい(^_^）